2014年3月5日水曜日

森の中でどっぷり絵本の世界に浸る

北欧のような深遠な森に囲まれた国からは、数々の名作童話が
誕生していますよね。スプーンおばさんやムーミン、私の好きな物語も北欧生まれ。長い冬を過ごしていると、自然とイマジネーションの世界が身近になっていくのかもしれないなんて思ったり。
私が住んでいる那須にも、少し近いものを感じます。
外に何かを求めるのではなく、自分の中に何かを見出す時間がたくさんある、といった感じでしょうか。
訪れたのは「えほんの家MURMUR 那須」。
オーナーご夫婦は、絵本作家の娘さんのためにこのギャラリーを作ったそうです。
本当に小さなギャラリーなのですが、ここが広くて深い、えほんの世界につながるちょっとした入り口のような感じがします。




入り口は、小さな木の扉。靴を脱いであがれば、絵本の世界が始まります。
こういっては恐縮ですが、かなり辺鄙な場所にありまして。
繭の里という貸し別荘エリアのさらに奥までずんずん歩いて、「あ!ここだ」という感じでようやくたどり着くといった感じ。
ちょうど3月から「~ポラリの那須旅行記~」という展覧会が始まったところで、
内容は那須在住の染色作家さんの生地を使って、愛らしいテディベアの制作をしているマーガレットベアさんのコラボレーション。
星の妖精”ポラリ”が那須を訪れたという設定で、これまた那須在住の作家さん、竹内真さんがショートストーリーを作っていました。













              部屋には、絵本がたくさん並んでいます。




入館料500円を払うと、山のコーヒーや紅茶、ジュースなどをいただきながら、自由に飲絵本を見ることができます。
アットホームなギャラリーカフェといった感じかな。
ギャラリー内には、オーナーご夫婦とお話を書かれた作家の竹内真さんがいらっしゃいました。さて。小2の娘とふたりで「ポラリの冒険」に。
宇宙からやってきたポラリ(キラキラをまとったテディベアくん)は那須に暮らすいろんな生き物たちと出会って、次々と旅をしていきます。


















お話とポラリの写真で旅物語を綴っています。















このキラキラの生地を染色家のブリランテさんが担当。オブジェのほうをマーガレットベアさんが担当しているそうです。

自然豊かな那須の魅力にちょっととぼけたポラリの視点が合わさって、
ほんわかやさしい気持ちになれました。








竹内さんの愛犬、くろべー。かわいかった。










出してくださったコーヒーは、焙煎にこだわる埼玉のヤマコーヒーの一杯をとても丁寧に淹れてくださいました。

小さなスペースにこだわりの世界が広がる、素敵なギャラリー。
入るのに少し勇気がいるのに、入ってしまうと居心地よくて長居してしまいました。

また機会があったらお邪魔します♪



《えほんの家 MURMUR》
那須町高久乙伊藤台1439-108                 (teamまめ・前田真紀)





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