2017年10月20日金曜日

魅惑のリバーカウンターを体験! 沼津の喫茶店「どんぐり」へ

ある日、SNSで知り合いのライターさんの投稿を見て、雷に打たれたような衝撃が走った。

なんだ、この喫茶店は!!
い、行ってみたい・・・!!

そして、家族を巻き込み、やって来たのは静岡県沼津市。

駅前から伸びる商店街の路地を入ったところにその店はあった。

その名も、『喫茶どんぐり』。


一見すると普通。

店のショーケースに並ぶメニューはこんな感じだ。



ドリンク類やパフェ、フルーツパンチなどの喫茶メニューのほか、お茶漬け、おでんなどの軽食も揃っている。
静岡らしく安倍川もちなんてメニューもある。

これは期待できるぞと、胸を躍らせ、いざ入店。

早速目に付くのが、店の中央にどーんと構える大きなU字カウンターだ。
普通の喫茶店にあるようなテーブル席はない。
そして、カウンターには水が流れている。

そう、ここは古き良き昭和の名残が感じられるリバーカウンターのある喫茶店なのだ。


どのように注文するかというと、
①券売機で注文するメニューの券を購入

②着席し、席名が書かれたバインダーに券をはさむ


③流れている桶に入れる

④桶は店の奥へと流れていき、これで注文完了!
という流れだ。

ところで、私たち4人が座った席は「三島」と「沼津」だったのだが、この店は東海道五十三次をテーマに、宿場町が席の名前となっている。
川の上には安藤広重の浮世絵も掲げられ、桶が日本橋から京都まで旅する様子に旅情さえも感じてしまった。



そうこうしているうちに、「沼津」のランプが点灯。



念願の時が訪れる。





私の注文した生ビールと、娘の注文したかき氷が、遠くからどんぶらこ~どんぶらこ~と流れてきたではありませんか!!!

これには、子どもたちも大喜び。
注文時の一連の作業も楽しいし、いつランプが光るかのドキドキ感やエンターテイメント性もあって、楽しいおやつタイムとなった。



ちなみに、食べ終わったら、食器も桶に載せてお返ししましょう。




リバーカウンター以外にも、店をぐるりと見渡せば、ザ・昭和ないい雰囲気。
70~80年代のアイドルのレコードやポスター、そして懐かしのジュークボックスまで。



店では郷ひろみの『2億4000万の瞳』や海援隊の『贈る言葉』などの懐メロがそもそも流れていたけど、生まれてこの方一度もやったことのないジュークボックスも体験してくれば良かったと今思うと後悔。

次回は私チョイスの曲で店を染めてやるぜと再訪を誓ったのでした。


【DATA】
喫茶どんぐり
11:00~18:30ラストオーダー、水曜休み
☎055-951-1777
静岡県沼津市大手町5-8-22



(teamまめ/香取 麻衣子)



2017年9月19日火曜日

熱き小さな島、小豆島で魔女になる

2017年の夏は広島への帰省の後、念願の四国へ。
金毘羅さんをお参りしたあと、フェリーに乗って瀬戸内海に浮かぶ小豆島へと向かいました。

香川の観光スポットはどこも魅力的で、中でも小豆島は一度行ってみたかったところ。小豆島は面積150㎢、瀬戸内海では淡路島に次いで大きな島だそう。
なんでも小豆島はその昔、あづきじまと呼ばれていて、小豆という当て字によってしょうどしまと呼ばれるようになったという説もあるそうです。

 この島には、オリーブに醤油、そうめんと名産品も美味しいもの揃い。海の幸ももちろんたんまりあるのだから、たまらないですな。


いざ、フェリーにて小豆島へ!


向かった先は、オリーブ公園。オリーブ畑が広がっていて、カフェではオリーブソフトクリームやオリーブのお土産もいっぱい。高台にあって、景色もいい~♪

          お腹が空いていたので、カフェ オリヴァスにてランチ。
「小豆島産オリーブオイルを使ったチリンドロンライス」1300円を。このカフェで使用するオイルはすべて小豆島産というから、これは贅沢!
 
トマトソースでじっくり煮込んだ鶏肉と野菜に添えてあるのは小豆島産オリーブオイルを使ったフレッシュなサラダ。香りがさわやか!
収穫にはまだ早いけれども、いたるところにオリーブ、オリーブ、オリーブ。
はてはて、カフェの窓から眺めていると、どうもみなさん、箒らしきものをもってうろうろうろうろ。ピョンピョン飛び跳ねてるんですね
なんでしょ?あれはと思ったら、
ここには「魔女の宅急便」のロケセットがあり、箒を無料で貸し出してくれるそう!
フォトコンテストなんぞもあるんだそうで。
さっそく私たちも、魔女修業開始
うまく飛んでるように見せるにはロケーションとか、飛び方とか、撮影のアングルとかいろいろ工夫しないとダメなようで。   

最初はへなちょこ


エイ! ちょっとハリポタのニンバスっぽいぞ?
 
          こちら人気の風車前にて。飛んでる飛んでる!
           
            いい感じになってきた!
                   いいよいいよ!  


おぉー、飛んだ^^ってな具合で、結構楽しめちゃいます
      
小豆島には潮の満ち引きで一日6時間だけ通れるエンジェルロードが
         あり、「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」といわれています。
私たちは、一足遅くて向こうまで渡れませんでしたが、波打ち際でちゃぷちゃぷやるのも楽しかったぁ~。
              
            エンジェルの羽根をつけたこんな可愛いポストも♬
海もきれい! 


   お盆時期というのもあって人が多くて驚いたけれど、それだけ魅力もいっぱいの島だと実感、体感! オリーブそうめんもおいしかったなぁ~ また行きたい! 

                     (teamまめ/前田真紀)




2017年9月12日火曜日

名古屋の迷峰「喫茶マウンテン」登頂に挑む!

喫茶マウンテンという店をご存知だろうか?
名古屋では、追随を許さぬ、唯一無二の奇峰として、つとに有名だ。
名古屋人ですら、その名を聞けば、恐れをなす。
かくいう私も、登頂への一歩を踏み出せずにいた腑抜けもんだ。

「デカ盛りだった記憶しかないな」
「行ったことは行ったけど、完全に記憶がホワイトアウト。よほど悲惨な目にあったと思われますな」

とは、地元の経験登山者たちの言葉。

名古屋出身者として、見ておくべきじゃないのか?
悪魔の甘い声が、ある日、耳に届いた。

おうよ、行ってやろうじゃねぇの!

ということで、いざ! 初登山!
ビギナーらしく、ここは4名でパーティーを組み、遭難対策もバッチリだ。


名古屋の文京地区に、神々しくそびえ立ち、
ロッヂ風の洒落た建物の前に、勇敢なる挑戦者たちが群がっている。

ここは魔界かオアシスか?
扉を開けても、まだまだ群がる人々。
じっと周囲を見渡しているうちに、耳の奥でゴングが鳴った。

まずは目を凝らしてとくとご覧あれ。



めくるめくミステリアスなネーミングに、一同、早速凍りつく。
スタッフのお兄さんに「これって、何が入ってます?」と聞いてはみたが
困ったような顔をされるばかり。

いかんいかん。
ここは、どーんとアタックをかけねば、挑戦者の名折れじゃないか!

店では、一人一品注文が大前提だ。
だが、他の席へと運ばれる皿を横目で見て、作戦会議。

まずは、名物たる一品を注文。
甘い口を癒す、塩気(と思われる)一品を注文。
奇峰らしいドリンクを頼む。
そこで、デザートを攻めるかどうかは、後で考えよう。

策は決まった。

①モモヒキ
シンプルないでたちだが、侮る事なかれ。
じわじわとスイートな味が攻め寄せてくる。
お茶請けは名古屋じゃ当たり前に付いてくる。


②クリームソーダ、コーヒーフロート、オレンジフロート
ジョッキサイズのドリンクを、がっぽりと覆い尽くすアイスが素晴らしい!

準備運動はこれまで。
そしていよいよ、登山開始だ!

③甘口スパゲッティの大定番:甘口抹茶小倉スパゲッティ
見よ、この見目麗しい雄姿を!
抹茶がスパゲッティに練りこまれ、生クリームと小倉が鎮座する。

正直、見てまず萎えた。
隣席の家族連れは常連らしくても頼んだことはないとのこと。
そんな常連ですら、躊躇してしまう一品こそが、これだ!

もぐもぐ、もぐもぐ
温かい・・・当たり前だが、見た目のスイーツに惑わされ、頭が混乱する。
「これは、ホットケーキ的な味だな」
パーティーの一人が口にした言葉に、一同、天の啓示のような気持ちになる。

そうなのだ、ホットケーキに近い。
だって、ホットケーキもスパゲッティも小麦由来じゃないか!
そうなると、見た目もキュートに見えてくるから驚きだ。一気にフォークが止まらなくなった。
そして・・・

ほら、ご覧のとおり♡

口が甘くなったので、次は塩気を。
④アボカドとツナのピラフ

適度な塩気にアボカドが入ってるなんて、ある意味ふつー?
と、思えてくるから、驚きだ。

ちなみに、これらの量は大盛だ。
すでに腹は満ちている。が、となく、パーティ一同、もっと堪能すべきじゃないか、
いや、口直しに下山すべきじゃないか、という逡巡に入った。

1、下山する
2、謎のロバライスをせめてみる
3、トマトパフェをデザートにする
4、ナマズスパに手を出してみる

そしてジャンケンポン。
神が出した結論は、トマトパフェだった。

これにはトマト好きのメンバーが狂喜した。
「トマトなら、おいしいに決まってる」と。

⑤イタリアントマトパフェ

かわいらしいじゃない? 赤いトマトと白いアイス&生クリームがカラフル。
そして手を出してしばらくすると、一同、無言になった・・・。

トマトは甘い。みずみずしく甘い。しかし、その甘さは、トマトやアイスや生クリームだけじゃない、何か秘密の甘さが加わって、猛烈な甘さが口の中に押し寄せてきた・・・。

恐るべし、マウンテン。
やはりここは魔界なのだろう。

みなさまもお出かけになる際は、くれぐれも一人では登山しないように、お気を付けあれ。

(teamまめ・佐藤さゆり)

2017年8月22日火曜日

戊辰戦争の激戦区。 少しニッチな会津紀行

会津と言えば、鶴ヶ城や磐梯山が思い浮かびますが、今回足を運んだのは奥会津。朝、東京を出て夜中に帰ってくる弾丸取材でしたが、なかなかニッチな場所を訪ねてきました。

この地方、会津の西南に位置し、戊辰戦争における幾多の戦いがあった場所です。幕末好きにはたまらないスポットかもしれませんね。当時の呼び名は「南山御役地」。南山とは、この地域の山岳地帯を指し、御役地とは、江戸幕府に年貢を納めるための領地を意味します。奥会津という名前は、もっと近代になってからつけられたものです。

中世から幕末にかけて、この地域の統治体系はとても特徴的で、271の村が存在、それらをまとめる行政的な機関は「組」と呼ばれ、19個あったと言われています。これ、いわゆる芝居の集団の「組」だったそう。当時、この地域は歌舞伎が文化の中心にあって、強い影響力を持っていました。一説によると、会津戦争のドンパチしている間でも歌舞伎をしてたという話も。


今回は会津戦争の歴史を紐解く旅だったので、宿場町もいくつか訪問。中でも若松へ続く物資調達の拠点として重用されていた大内宿は有名ですね。ここは、何度も火事で焼失し、また立て直しを繰り返したそうです。今ではすっかり観光地になってはいますが、やはり歴史を知るには重要な地点です。

街道沿いには茅葺き屋根の建物が並び、ここで商人と馬が休んでいたり、大名やお付きの者たちが泊まったりしていたそうです。


しかし、この茅葺き屋根、メンテナンスが非常に大変で、一週間に一回は必ず囲炉裏で火を起こして屋根を乾燥させなければならないのだとか。夏の暑い時期は地獄ですな。

また、道中にはこのようなお店も。会津名物の高遠そばを味わえるお店でしたが、残念ながらお休みでした。

高遠そばは、もとは長野県が発祥のそばで、たっぷりの大根おろしと焼きみそにつけてそばを食べるというもの。しかし、なぜか奥会津ではネギを箸代わりにしてそばをすすり、ネギ自体も薬味として食べてしまう習慣があるようです。

そのあたりの話を聞きたかった……。またの機会にいただこうと思います。

すごくニッチな見どころですが、途中立ち寄った下郷という町の役場は大きくて、とてもオシャレでした。どことなく、東京駅に似ていますね。

一日では回り切れなかった奥会津。実は来週も弾丸で行くことになっているので、新たな見どころはその都度SNSでもご紹介いたします! 車移動でしたが、とにかく奥会津は広かった!

(Teamまめ 髙橋健太)